佐賀県沖の有明海で赤潮が長期化してノリ養殖の冷凍網の張り込みが遅れている問題で、県有明海漁協の西南部の4支所は、解禁を7日に延期する。プランクトンの増殖で栄養塩濃度が低い状態が続き、色落ち被害が懸念されるため、予定の6日からさらに遅らせた。県東部は回復しつつあり、予定通り実施する。

 延期するのは白石、新有明、鹿島市、たらの4支所。同漁協鹿島市支所などによると、7~8日に雨が予想され、栄養状態が回復する可能性もあるため、1日だけの延期にとどめた。

 県有明水産振興センターの定点調査では、白石町から太良町にかけての沖合で、低水温でも増殖するプランクトンが広がり低栄養が続く一方、白石町福富沖以東では大幅に改善した。

 センターは「嘉瀬川や六角川など、大きな河川に面した海域では栄養分が流入したものの、西南部の河川は流量が少なく、改善が遅れているのではないか」と分析している。

 海水温が比較的に高く推移しているため、病害対策の徹底を呼び掛けている。

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