ゆめタウン佐賀は、昨秋の増床効果もあって売り上げ、客数とも前年同期比で2桁の伸び率となった=佐賀市兵庫北の同店

■個人消費回復に期待感

 佐賀県内大型店の2017年の初売りは、売り上げが前年を上回った店もあり、おおむね好調だった。曜日配列の関係で正月休みが昨年よりも短く、実家や近場で過ごそうという家族連れなどが来店して数字を押し上げた。低調だった宝飾品の販売も伸びており、大型店各店は個人消費の本格的な回復に期待を寄せている。

 元日にオープンした佐賀市のゆめタウン佐賀は増床効果もあり、3日までの売り上げ、客数ともに前年同期比で2桁の伸び率となった。例年よりも出足が良く、過去最多の2万8千個を用意した福袋は初日で8割近くが売れたという。

 増床棟には雑貨を拡充。既存棟でメインの衣料品との競合は少なく、「テナントごとの売り上げ格差は想定より小さかった」と手応えを語る。腕時計などアクセサリー類の販売も好調で、「財布のひもが緩み、消費の幅が広がりつつある」と成人の日を含む7日からの3連休にも期待する。

 2日から営業を始めた同市の佐賀玉屋は、プレミアム商品券による下支えもあった前年の売り上げを確保した。おせち料理は前年比10%の増。食品の福袋(2千円)も人気を集め、4日までの客単価は前年を上回った。

 動物写真家・岩合光昭さんの猫を題材にした写真展のほか、冬物衣料のセールもスタート。「普段よりも若い30~40代の女性客が増え、低調だった婦人服やアクセサリーの売れ行きも順調だった」という。

 モラージュ佐賀(同市)は売り上げ、客数ともに前年並み。元日は伸び悩んだものの、2、3日に来店客が増えて盛り返した。気温が高めで推移し、冬物衣料の動きは鈍かったが、福袋は抽選会の福引券を付けた効果などで3日までに5千個がほぼ完売。主力の衣料に加え、輸入雑貨や食品の福袋が人気を集めた。

 イオン佐賀大和店(同市)は、刺し身やオードブル、日本酒などの食料品が数字を押し上げ、元日から3日間の売り上げが前年同期比で6%上回った。年末まで低迷していた紳士衣料も50%の大幅増。玩具も人気商品が品切れするほどの売れ行きで、「正月休みが短かった分、家庭でだんらんを楽しむ人が多かったのでは」と分析する。

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