伊万里市議会は9日、全員協議会を開き、県に申し入れていた九州電力玄海原発3、4号機(東松浦郡玄海町)の再稼働に関する住民説明会について、県主催で開くよう再び申し入れることを決めた。盛泰子議長と多久島繁副議長が10日に申入書を提出する。

 盛議長は「市民の意見を聞く場にしてもらいたい」としている。当初は13地区公民館で開くよう求めていたが、「県が受け入れやすい形にしたい」と柔軟に対応する方針。

 県は7日に地区を限定して県が主催することに否定的な意向を示し、「市主催で開くのであれば、国との調整や資料提供は支援する」と伝えていた。

 これを受けた全員協議会では「県民説明会と同じで再稼働ありきの説明ならば、開く意味がない」「市長は再稼働反対を鮮明にしているのに、市主催で安全性を説明してもらうことに矛盾が生じる」「主催にこだわらず、県に市民の意見を聞いてもらうのが重要」などの意見が出た。

 塚部芳和市長の意向が「説明会は知事が判断するための材料なので、市が主催するのは筋違い」としていることを確認し、市主催の開催は難しいと判断した。

 15日から始まる長崎県主催の住民説明会(4市5会場)は県民全体を対象とせず、各市の居住者に限定している。それも根拠の一つとして「佐賀県も伊万里市民の生の声を聞いてほしい」と求める。

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