リクエストされた文字を真剣に揮ごうする卒業生ら=佐賀市文化会館

佐賀北芸術コース美術専攻の卒業生らによる制作展。100号の大作も多く並ぶ=佐賀市の県立博物館

■古典の臨書など176点 佐賀市文化会館

 佐賀市の佐賀北高校書道科の卒業記念展が、佐賀市文化会館で開かれている。卒業生19人を含む生徒と教師ら48人が、古典の臨書や友人の詩を書にしたためたパネルなど個性豊かな176点を展示している。12日まで。

 大野楓さんが墨作りから取り組んだ淡墨作品「魁」や、八田季衣菜さんが同校美術コースを卒業した姉の油絵に書を寄せた「別れ」、小宮昴大さんが登下校中に撮影した写真に友人の詩を書いた「RAKOの詩」など、卒業生が最後の記念展のために制作した自由な作品が並ぶ。

 今年卒業し、佐賀大学芸術地域デザイン学部に進む田中紗羽(さわ)さんは「卒業した実感が湧かない。書道は好きで、これからも個人的に続けていきたい」と話す。

 無料の揮ごう会も開き、色紙などを持参して依頼すると、はかま姿の卒業生が目の前で書を披露してくれる。会場では、県学童書道展の入賞作品103点も展示している。

■油彩、日本画など110点 県立博物館

 佐賀北高校芸術コース美術専攻の3年生17人による卒業制作展が、佐賀市の県立博物館3号展示室で開かれている。3年間で制作した油彩や日本画、立体など約110点を並べ、研さんを積んだ高校生活の歩みを振り返っている。12日まで。

 過去の秀作から各自5~7点ほどを選び、3年間の集大成として飾った。中野百合香さんの油彩画「7時40分」は、電車で通学中の少女の、正面を見据えるたたずまいを印象的に描いている。森永愛理(えり)さんは、竹細工で実寸に近いサイズの鹿を形作った立体「ここ鹿ない」などを並べた。

 普通科で美術部に所属した4人も賛助出品した。3年生らは「個性的で楽しいメンバーばかりだった。それぞれの特徴を探して作品を見てほしい」と話す。

 同校美術部1、2年の作品展「ペタ展」も県立美術館2階画廊で同時開催し、約90点を展示している。

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