九州電力佐賀営業所内に10日開業するコンビニ「ローソン九電佐賀ビル店」=佐賀市神野東

■佐賀営業所内 10日開店

 九州電力(福岡市、瓜生道明社長)は9日、コンビニ大手「ローソン」(東京都)と業務提携し、地域交流機能を備えたコンビニを展開すると発表した。1号店を佐賀市神野東の九電佐賀営業所内に10日開業する。気軽に立ち寄りやすくすることで顧客離れを防ぎ、電力自由化で激化する競争を乗り越えていく。大手電力会社がコンビニ事業に参入するのは初めて。

 「マチ明かりプロジェクト」と題し、九州に50カ所ある営業所から適地を選び開店していく。

 「ローソン九電佐賀ビル店」は約240平方メートルで、食品や日用品など約3千品目を扱う。営業時間は午前7時~午後11時。店舗の隣と2階にはフリースペースを設け、地元のサークルなどに無料開放する。イベント情報を発信し、特産品販売やIH調理機器の使用体験なども計画している。

 コンビニの運営は、九電グループの人材派遣会社「九電ビジネスフロント」(福岡市)が担う。公募で選ばれた九電社員2人が出向し、店長と副店長を務める。十数人の中から店長に選ばれた松本光亮さん(38)は「法人営業より、お客さんと接する機会が大幅に増えそう。消費行動やマーケティングの勉強になり、将来の仕事に役立つはず」と抱負を述べた。

 1号店を佐賀市に開設した理由について、秋吉久士佐賀営業センター長は「オール電化推進に使っていたスペースがあり、駅前という好立地だった点が大きい。営業所が販売拠点として機能するよう、電力会社を身近に感じてもらう店になれば」と期待を込めた。

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