在日米軍は6日、昨年12月の不時着事故を受けて休止していた米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)所属の新型輸送機オスプレイによる空中給油訓練を再開した。政府関係者が明らかにした。事故原因が完全に究明されないまま、1カ月弱で再開を容認した日本政府の対応に沖縄の反発は強まっている。

 米軍嘉手納基地(沖縄市など)の運用をチェックしている近隣住民によると、空中給油機KC130が2機、6日午前に基地から離陸していた。

 在沖縄米軍は6日夜現在、再開に関する取材に回答していない。菅義偉官房長官は記者会見で「防衛省は報告を受けておらず、現段階では(再開されたかどうか)承知していない」と述べた。防衛省沖縄防衛局も「再開の日時は把握していない。米軍に確認する考えもない」としている。

 事故は昨年12月13日夜に発生。沖縄本島沖で空中給油訓練中、オスプレイのプロペラが給油ホースの接触で破損して飛行が不安定になり、名護市の浅瀬に不時着、機体は大破した。

 米軍は「機体に問題はない」として、同19日に空中給油訓練を除いた飛行を再開。その後、訓練も1月6日に再開したいと日本政府に伝えた。

 政府は、米軍が搭乗員に対する教育措置など「有効と思われる対策を幅広く取っている」と評価し、再開を容認。一方で「原因を完全に特定するには至っていない」(稲田朋美防衛相)とも指摘していた。【共同】

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