テニスのテレビ中継を眺めていて気になった。コートの隅に控えるボールボーイが差し出す大判のタオルのことだ。いやに、ふかふかに見える。「あれで汗をぬぐうのは、相当気持ちよさそうだ」と◆世界四大大会のひとつ、英国の「ウィンブルドン選手権」の光景である。今年もいよいよ開幕した。くだんのタオルはテレビ画面を通してさえ、手触りの良さを思わせるが、実際、選手にも人気らしい。バッグに突っ込んで持ち帰ってしまう選手が続出とか◆そのウィンブルドンは、なぜか日本のエース錦織圭選手とは相性が良くない。四大大会で唯一、最高位が4回戦進出で不思議に思っていたが、芝のコートが持ち味を阻んでいるという。最大の武器である鋭いリターンを打つには、芝だと球足が速くなりすぎて難しい◆錦織選手のブログをのぞくと「芝でのテニスは好きでもあるので、いつか結果を出せるよう、芝での感触を日に日に上げていきたいです」と前向き。前哨戦で臀部(でんぶ)を痛めての出場だが、初戦は胸のすくような快勝だった◆この大会は選手の服装に厳しく、シャツもショートパンツもシューズも、すべて「白」と決まっている。それだけに、シックな色合いのタオルが目立つのかもしれない。ちなみに、ネット通販で探したら1枚6千円ほどから。ちょっと手が出ないなぁ。(史)

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