佐賀県の副島副知事(右)に県主催の住民説明会を申し入れる伊万里市議会の盛議長=佐賀県庁

 九州電力玄海原発3、4号機(東松浦郡玄海町)の再稼働に関し、伊万里市議会の盛泰子議長は10日、佐賀県が主催する住民説明会を伊万里市内で開催するよう、県に再度申し入れた。副島良彦副知事は、県主催の説明会は実施した5回で終了する考えを伝え、物別れに終わった。市議会は週明けにも全員協議会を開き対応を協議する。

 申し入れ書では、県民説明会は伊万里市で1回しか開かれず「市民の不安に真摯(しんし)に向き合っているとは思えない」と主張した。説明会が山口祥義知事の判断材料になるとして「市主催で開催すべきものではない」とし、国、県による住民説明会の開催を求めた。

 副島副知事は県民説明会の趣旨を、再稼働の周知や、各首長が直接説明を聞く場と説明した。「(追加開催は)特段の事情がない限り考えていない」と強調、「市町や地区単位の説明会は市で主催してほしい」と答えた。

 盛議長は「一般の住民が意見を言いにくかったのは事実」と食い下がったが、副島副知事も会場に意見箱を設けたなどと譲らず、平行線のままだった。

 終了後、盛議長は「納得はできていない。半径30キロ圏内にあるのは特別な事情ではないのか」と不満を示した。副島副知事は「主催に関しては責任の問題があるだけで、参加者から見れば何も違いはない」と述べた。

このエントリーをはてなブックマークに追加