軒丸瓦の接合作業をする埋蔵文化財整理補助職員の女性たち

■出土品を整理、復元

 佐賀市内の文化財を保管展示し、遺跡からの出土品の復元も行う「佐賀市文化財資料館」(佐賀市本庄町)は、旧城西中学校地内にある。東名遺跡や三重津海軍所に関する文化財の保管や市内での出土品を整理、復元し調査報告書を作成している。

 出土した遺物は大まかに現地で整理し、水洗い、乾燥した後、タグを付けコンテナに入れて資料館にもって来られる。これまで尼寺一本松遺跡から出土した弥生時代の甕(かめ)棺墓と青銅鏡や、圃場(ほじょう)整備に伴い調査された蛎久遺跡の弥生時代の土器などが復元されている。現在は、佐賀城東堀の埋土から出土した瓦や陶器・磁器の破片などの復元作業が行われている。

 女性3人が、黙々と立体パズルを組み合わせるように軒丸瓦の突き合わせを探し、接着剤で接合していく。破片の横には小さい字で注記を書くなど根気のいる仕事だが、一つになるのを楽しみでやっている。

 2階の展示室には、破片の欠けている部分を石膏で埋め完成した甕などが飾られている。郷土の歴史を知る貴重な資料が満載だ。佐賀市文化財資料館の連絡先は電話0952(23)8656。(地域リポーター・上原和恵=佐賀市)

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