全国果樹技術・経営コンクールで最高賞の農林水産大臣賞を受賞した立石好之さん(右から2人目)と家族、従業員=佐賀市大和町

 全国果樹技術・経営コンクールの常緑果樹部門で、佐賀市大和町の立石好之さん(40)美紀さん(40)夫妻が最高賞の農林水産大臣賞に輝いた。ブランドミカン「あんみつ姫」の安定生産を実現するなど、土地に合った品種栽培で所得向上につなげたことが評価された。好之さんは「まさかの受賞で身が引き締まる」と語り、品質向上への決意を新たにしている。

 立石さんは約6ヘクタールでミカンを栽培。平たん地であまり栽培には適していないものの、さまざまな工夫を凝らしている。

 白いシートで地面を覆って雨水を遮断し、土の乾燥状態を維持して果実の糖度を上げる手法「マルチ被覆」を採用。それぞれの土地で堆肥を使い分け、適した品種を栽培して所得アップさせたほか、農薬散布への機械導入などで省力化にもつなげている。

 好之さんは8日、佐賀市役所を訪れ、秀島敏行市長に大臣賞受賞を報告した。秀島市長は「努力の結晶ですね」と祝福。好之さんは「まだまだ改善点がある。5年先、10年先を見据え、経営の健全化に頑張りたい」と抱負を語った。

 同コンクールは今回で18回目。立石さん夫妻は昨年の県果樹技術・経営コンクールの経営部門で最優秀賞を受賞し、県園芸農業振興基金協会の推薦を受けて応募した。

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