佐賀空港を発着する東京便(1日5往復)で、衛星利用測位システム(GPS)を利用した航法「RNAV(アールナブ、広域航法)」が一部の便で導入された。26日からは1日3、4便に増える予定で、これによって柳川市民の騒音軽減につながる。

 RNAVは、カーナビのようにGPSを使うため、従来航法よりも自由に経路設定ができ曲線経路も可能になる。これまでは柳川市上空から滑走路に進入していたが、RNAV導入で有明海上を旋回して進入できるようになった。

 RNAV導入には、国交省による着陸経路の設定のほか、航空機への対応機材導入、パイロットの訓練が必要。昨年12月初めに有明海上からの着陸経路が設定され、東京便5往復のうち1往復で導入された。

 県によると、着陸時の進入経路は約8割が柳川市方面になっている。柳川市には近隣住民から航空機通過時の騒音や夜間着陸時の航空機の照明に対する苦情が寄せられ、昨年7月に柳川市長が佐賀県にRNAVの早期導入を要請していた。

 県は夜間貨物便(週5往復)のRNAV対応も全日空側に要請している。パイロット不足のため訓練が進んでいないが、全日空側は訓練の前倒し実施の意向を示しているという。

 県空港課は「夜間貨物便でも導入されると、進入経路になっている白石地区の騒音軽減につながる」としている。

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