B型肝炎について講演した八橋弘さん=佐賀市中の小路の県弁護士会館

 B型肝炎に関する講演会が2日、佐賀市の県弁護士会館で開かれた。国立病院機構長崎医療センター臨床研究センターの八橋弘さんはB型肝炎の基礎知識や最新の治療薬の動向などを紹介した。

 日本で約130万人が罹患(りかん)しているB型肝炎は、注射針や出産時に触れる血液でウイルス感染で発症する。出産後から乳幼児期までに感染すると、9割は無症状の「無症候性B型肝炎ウイルスキャリアー」になる。しかし「年間でキャリアーの500人に1人が、肝がんを発症している」と八橋さんは紹介した。成人期の感染は、ほぼ治癒するという。

 B型肝炎は自然治癒や飲み薬で治療を行う。2017年に出た薬「ベムリディ」は処方制限があったが、腎臓や骨に対する安全性の改善が確認されたことで、18年2月から長期間の処方ができると報告した。

 講演会はB型肝炎訴訟佐賀原告団の設立1周年を記念して開かれ、同原告団とB型肝炎訴訟佐賀弁護団が主催した。

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