台風3号の影響で吹き飛ばされ、道路をふさぐ鉄製の骨組み=4日午後、熊本市東区

 台風3号は4日、九州、四国を横断し、本州に沿って東に進んだ。接近した地域では大雨となり、台風に伴う湿った空気が梅雨前線の活動を活発化させ、北陸などでも激しい雨が降った。各地で土砂崩れが発生し、避難勧告や避難指示が出た地域もあった。

 気象庁によると、台風は4日午前8時ごろに長崎市付近に上陸。正午すぎに愛媛県宇和島市付近、午後5時前には和歌山県田辺市付近に再上陸した。高知県室戸市室戸岬町で最大瞬間風速45・0メートルを記録し、静岡市と熊本県阿蘇市で1時間に80ミリを超える猛烈な雨が降った。

 各地で土砂崩れが起きて道路をふさいだほか、長野県、新潟県、熊本県などで避難指示や勧告が出た。総務省消防庁のまとめでは全国で4人がけがをしたが、いずれも命に別条はない。東海道新幹線、九州新幹線は台風の影響で、それぞれ運転を一時見合わせた。【共同】

■佐賀空港3便欠航

 台風3号は4日、長崎市付近に上陸して九州を横断し、佐賀県全域を風速15メートル以上の強風域に巻き込んだ。佐賀地方気象台が午前8時53分、佐賀空港(佐賀市川副町)で最大瞬間風速14・9メートルを観測するなどしたが、県内では目立った被害は確認されなかった。

 気象台によると、1時間当たりの雨量は4日午前に伊万里市で12・0ミリ、唐津市で10・0ミリを観測した。

 県や市町の集計によると、佐賀市や三養基郡みやき町などで一部の住民が公民館などに自主避難した。

 雨や強風の影響で交通機関が乱れ、佐賀空港では全日空の佐賀発の2便と羽田発の1便が欠航した。JR九州の新幹線や長崎線、鹿児島線も一部運休したり、運転を一時見合わせたりした。

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