伊万里商業学校時代に学徒動員先の長崎市で被爆した体験を語る3人=伊万里公民館

■公民館で「聞く集い」

 戦時中、学徒動員先の長崎市の兵器工場で被爆した伊万里商業学校(現・伊万里商業高校)の元生徒の話を聞く集いが2日、伊万里市の伊万里公民館であった。3人が被爆直後や戦時中の体験を語り「核兵器は2度と使われてはならない。平和な世の中を守って」と若い世代に呼び掛けた。

 コープさが生協平和のはなネットワーク(直塚美保世話人会代表)が、戦争・被爆体験者の高齢化が進む中、体験を語り継ぎ、平和の尊さを学ぼうと開いた。県内各地から約40人が参加した。

 15歳で被爆した原一さん(有田町)、中野隆三さん(伊万里市)、池田和友さん(同)は、住んでいた寮の下敷きになり、火の手が迫る中ぎりぎりで脱出したことや、自力で動けず、医薬品もないまま仮救護所で家族を待ったことを生々しく話した。

 地元の伊万里ケーブルテレビジョンが伊万里商業学校生の原爆体験を取材したドキュメンタリーの放映もあった。唐津市から参加した主婦(48)は「自分の子どもと同じくらいの年で厳しい体験をされている。戦争は2度と起こしてはならないと改めて感じた」と話した。

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