経営難に陥っているタカタが10日発表した2017年3月期の連結純損益は795億円の赤字となった。赤字額としては過去最大で前期の130億円の赤字から大幅に悪化した。赤字は3年連続。エアバッグのリコール(無料の回収・修理)関連費用が膨らみ、1329億円の特別損失を計上したことが響いた。経営再建で自動車メーカーから法的整理を求める声もあるが、野村洋一郎取締役は記者会見で「あらゆる方策を考えている」と述べた。

 売上高は前期比7・7%減の6625億円。財務の健全性を示す自己資本比率は前期末の27・5%から7・0%に低下した。17年3月期末の配当は見送り、年間配当は3年連続でゼロとなる。18年3月期の純損益は、スポンサーからの出資を前提として90億円の黒字と見込んだ。

 野村取締役は自社のエアバッグの異常破裂を巡り「亡くなった方やけがをした方におわび申し上げる」と謝罪した。再建策に関しては「自動車メーカーやスポンサーなどと協議中で、一日も早く解決したい」と強調した。【共同】

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