社会保障について説明する田中彩さん=佐賀市のほほえみ館

 社会保障や雇用保険などの制度について学ぶ講座が昨年、佐賀市のほほえみ館であった。講師は福岡で働くママを応援するNPO法人「ママワーク研究所」理事長を務める田中彩さん。配偶者控除の適用条件となる103万円の壁や社会保険に加入するメリットに触れ、「現在の損得だけでなく、長期視点で選択を」と呼び掛けた。

 103万円の壁は、パートナーが会社勤めで給与明細に家族手当や扶養手当が記されている場合、所得税だけでなく手当も連動することに注意を促した。会社が家族手当を支給する条件が、夫の扶養家族(妻の収入が103万円未満)の場合がある。家族手当がなくなると世帯収入が減るので、働く前にパートナーの会社の家族手当の条件を確認するようアドバイスした。

 社会保険加入のメリットは、厚生年金が国民年金に加えて受給できて老後の年金が増えること、健康保険加入で出産前後の休暇期間も手当がもらえることなども紹介。育児休業の長野由美子さん(基山町)は「勤務時間や年収によって社会保険がどうなるのかを段階別に知れて良かった」、就活を始めた佐賀市の三島直美さんは「働き方を決める上で参考になった。年金も長い目で見れば得という部分に納得した」と話した。

 イベントは「ママの明日をデザインしよう」シリーズの一環で開き、今後、講演会や時短料理教室などを開催する。詳細はポコ・ア・ボッコ公式ホームページで。

=ひびの×ポコ・ア・ボッコ=

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