被災地の現状を報告する福島県平和フォーラムの佐藤寛喜事務局長=佐賀市の自治労会館

■手続きの問題点指摘

 九州電力玄海原発3、4号機(東松浦郡玄海町)の再稼働反対を訴える集会が11日、佐賀市で開かれた。福島第1原発事故から6年の節目に合わせた開催で、今なお避難を余儀なくされている被災者の現状を検証し、再稼働に向けた地元同意手続きの問題点を指摘した。

 講演した福島県平和フォーラムの佐藤寛喜事務局長は、福島県から全国各地に自主避難している世帯への住宅無償提供が3月末で打ち切られることに触れ、「なぜふるさとを捨てなければならなかったのか。誰も責任を取っていない」と批判。行き場のない除染廃棄物が積み上がっている福島の現状も訴えた。

 玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会の石丸初美代表は、玄海原発再稼働に関し、県内5カ所で実施された説明会について「“再稼働ありき”の説明で、会場では疑問が噴出した。原発に対する不安への回答になっていない」と強調した。

 集会は県平和運動センターが主催し、約180人が参加した。

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