被災地支援を続ける佐賀大生の坂田果穂さん

■自分のペースで息長く

 東日本大震災の発生から2年がたった高校1年の3月、美術部の仲間と被災地を支援するグループをつくった。以来、被災地と佐賀をつなぐさまざまな活動に取り組んできた。

 「被災地への関心が薄れているというニュースを見て『どうにかしなきゃ』と思って。何ができるか考えて、仮設住宅に入居している方に絵手紙を送る活動から始めました。『忘れてないよ』と思いを込めて」

 手紙の交流以外にも、民間の支援団体を手伝うなど精力的に活動した。高3の夏には東北の沿岸部を訪ね、復興が進まない現状を目の当たりにした。卒業しても寄り添いたいと思っていたが、壁にぶつかる。

 「大学でグループをつくって被災地の様子を伝える写真展と講演会を企画したんだけど、後が続かなかった。授業についていくことにも精いっぱいになって。一緒に頑張ってきた高校の友だちと別々になったことも影響があるのかな。思いはあるんだけど…」

 今は、個人でできることから取り組んでいる。熊本地震の被災地でも農作業のボランティアをした。

 「高校生のころからお世話になっている宮城県人会の人たちから『細くて息の長い支援をしようね』とアドバイスをしてもらった。自分のペースで被災地と関わり続けたい」

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