体の使い方を実際に見せながら中高生に教える伊調馨選手(中央)=鹿島市の鹿島実高

 昨年夏のリオ五輪女子レスリングで個人種目史上初の4連覇を果たし、国民栄誉賞を受けた伊調馨(かおり)選手(32)=ALSOK=を講師に迎えたレスリング教室が8日、鹿島市の鹿島実高で始まった。県内の小中高生ら約80人が参加し、世界を制した一流の技術や練習に取り組む姿勢を学んだ。

 伊調選手は、2面のマットに分かれた中高生と小学生の間を行き来しながら指導。「体勢を崩されそうになった相手が体を起こそうとするその一瞬しか、タックルに入る隙はない。感覚をつかむには、千回でも1万回でも練習して流れを確かめて」などと助言した。

 参加者は、スパーリングなどを通じて教えられた動きを反復した。鳥栖工高2年でレスリング部主将の小柴亮太さん(17)は「手の位置や足のステップなど細かい点も完璧で、さすがトップの選手だと思った。教えを身に付け、高校最後の年は全国優勝したい」と目を輝かせた。

 伊調選手は「一生懸命な子どもたちの姿が印象的だった。自分も続けてきたからこそ結果があるので、まずはレスリングを楽しみ、続けることを伝えたい」と話し、練習後は記念撮影やサインに快く応じていた。

 教室は2023年の佐賀国体に向けた強化策の一環で県レスリング協会が主催。最終日の9日は午前10時~正午まであり、一般の見学もできる。

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