静まり返った体育館で、一字一字、丁寧に筆を運ぶ朝日小の6年生

 武雄市の朝日小(小野正貴校長、430人)で10日、143年の歴史がある「席書会」があった。全校児童が教室や体育館で、心を字に映すように筆を運んだ。

 旧高橋町の寺子屋で明治8年に始まったとされる伝統の席書会。1~3年生は教室、4~6年生は体育館で筆をとった。先生から「字には心が表れるといわれる。今日の自分の心を紙に表して」と指導を受け、「学校の友達」(6年)「山里の春」(5年)「心つなぐ」(4年)など、学年ごとの課題に向き合った。

 目をつぶって心を落ち着かせたり、指先で条幅紙をなぞっって配置と仕上がりをイメージしたり。書き直しなしの1枚の紙を凝視した。一字一字を時間を置いて書き、40分を使い切る姿もあった。

 書き終えると、「『の』の字の右側の膨らみが足らなかった」「『達』がうまくいかなかった」などと自己評価していた。

 1クラスに2人の一等賞は、半年ずつに分けて掲示板で紹介する。

このエントリーをはてなブックマークに追加