山口光玄副住職(右)の助けを借りながら、追悼の鐘を鳴らす園児たち=鹿島市の誕生院

 鹿島市の誕生院で11日、東日本大震災で犠牲になった人を追悼する法要があり、隣の誕生院保育園の園児や職員ら約90人が参加した。園児が体をいっぱいに使って追悼の鐘を鳴らし、冥福を祈った。

 本堂では、園児たちがそれぞれ、被災地を思いやる言葉などをしたためた折り鶴を奉納した。年長組23人が境内の鐘楼堂に移動して列をつくり、1人ずつ撞木(しゅもく)のロープを引っ張って鐘の音を空に響かせた。

 震災が起きた2時46分になると一同で被災地の方角を向き、黙とう。東津雄大君(6)と藤山彩優ちゃん(6)は「もう地震が起きませんようにと願った」と話した。

 震災発生日の法要は震災翌年から始め、今年で6年目。園長で副住職の山口光玄さん(52)は「被災地から遠く離れた場所からでもできる供養として続けている。園児たちにはこうした体験を通じ、困っている人を手助けする優しい気持ちを育んでもらえたら」と話した。

=東日本大震災6年=

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