縁起のいい口上や所作で福を招き込む子ども七福神=有田町下南山地区

 正月の恒例行事で有田町重要無形民俗文化財の「子ども七福神」が6日、同町下南山地区であった。恵比寿や大黒らにふんした小中学生11人が、「七福神の入り-」と声を掛けながら民家や商店を回り、一年の福を呼び込んだ。

 張りぼての鯛や軍配などの小道具を持った子どもたちは、かすりの着物にはかま姿。顔には墨汁でひげなどを描き、裃(かみしも)を着けた宰領に先導され、げたを鳴らして町内を練り歩いた。

 訪問先では座敷に上がり込み、大黒が「金銀をどてんどっさりうっ奉る」と金の小づちを振り下ろし、布袋が軍配を振りながら「福はうちに入れ、うちに入れ」と、それぞれ縁起のいい口上と動作で家内安全や商売繁盛を祈った。午後3時から6時間ほど掛けて約100軒を訪問した。

 宰領を務めた木須裕聖(ゆうせい)さん(有田中3年)は、出発を前に「いい年になるよう、地区に幸あれとの思いを込めて元気良く回りたい」と話した。

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