学童保育に求められる役割などについて学ぶ参加者=武雄市文化会館

 放課後児童クラブ(学童保育)で指導に当たる専門資格「放課後児童支援員」の認定資格研修が、佐賀市、武雄市など県内5地区で開かれている。本年度は212人が、子どもの発達理解や安全対策・緊急時対応など16科目(24時間)を受講し、体系的に学ぶ。一連の研修会は10月まで続く。

 放課後児童支援員は、2015年度にスタートした子ども・子育て支援新制度で導入された。各施設に原則2人以上を配置し、学童保育の質向上を図る狙い。研修は3年目で、過去2年間で、県内では444人が資格を取得した。

 6月下旬、武雄市であった研修会には53人が参加した。大妻女子大学と白梅学園大学で非常勤講師を務める真田祐(ゆたか)さん(埼玉県)が、学童保育に勤務する指導員が子どもたちと過ごす時間は合計すると、学校の先生を上回る場合もあると説明し、「行政は建物を造り、支援員を配置して満足しがちだが、それでは十分ではない」と指摘した。最も重要なのは「子どもが『帰りたくなる場所』をつくること」と強調し、「安心して生活できる場所づくりをし、温かい指導員になって」と説いた。

 県こども未来課によると、佐賀県内には2017年5月1日現在、放課後児童クラブは248カ所あり、児童が1万451人登録。児童数が初めて1万人を超えた。

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