携帯電話大手3社の2017年3月期連結決算が11日、出そろった。主力の通信事業が好調で、ソフトバンクグループ、KDDI(au)、NTTドコモの3社とも増収増益となった。格安スマートフォンの台頭が警戒され、新たな収益源の確保が求められている。

 この日決算を発表したKDDIは、純利益が前期比10・5%増の5466億円となった。容量の大きいデータ通信プランへの移行を促進し契約者数の減少を補った。田中孝司社長は「格安スマホへの流出が顕著だ」と指摘。18年3月期はネット通販や保険など非通信分野へ250億円を投じ、事業の幅を広げる。

 ドコモは純利益が19・0%増の6525億円だった。20年を見据えた中期戦略を発表し、超高速通信が可能な第5世代(5G)の移動通信システムの開発を推進。交通や医療など新たなサービスで事業拡大を目指す。

 ソフトバンクは、純利益が約3倍の1兆4263億円と初めて1兆円の大台に乗った。本業のもうけを示す営業利益も1兆円を超えた。【共同】

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