笛や太鼓で勇壮な囃子の音色を響かせる唐津曳山囃子保存会のメンバー=唐津市の曳山展示場

 昨年、ユネスコの無形文化遺産登録で沸いた唐津くんちの年頭行事「新春囃子(はやし)初め式」が9日、唐津市の曳山(ひきやま)展示場で行われた。唐津曳山(やま)囃子保存会のメンバーが力強い囃子を披露し、新たな1年のスタートを切った。

 曳山組織の幹部ら約80人が参列した神事の後、唐津神社から隣接する展示場に移動。14台の曳山が見守る中、保存会のメンバー11人が、笛と太鼓、鐘で「道囃子」「立て山囃子」「競り囃子」の順に奏でた。

 唐津くんちの曳山行事は昨年12月、無形文化遺産への登録が決定した。同時登録された九州5団体による共同の催しが5月に計画されており、今年も盛り上がりは持続している。

 保存会副会長の福島秀一さん(44)は「今まで以上に責任を感じて演奏した」。唐津曳山取締会の大塚康泰総取締(72)は「市民の方からたくさんのお祝いの言葉をいただいた。曳山関係者が気を引き締めて、今までの伝統を守っていきたい」と話していた。

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