当選が確実となり、笑顔で支持者と握手を交わす武広勇平さん=12日午後10時26分、三養基郡上峰町坊所の事務所

■武広さん「給食無料化など実現」

 現職と新人の一騎打ちによる8年ぶりの三養基郡上峰町長選は、武広勇平さん(37)=堤=が圧勝で3選を果たした。若さと財政再建の実績を前面に押し出して「いよいよ政策実現の時」との訴えに、町民は町政の継続を選択した。

 「勝ったぞ、大勝利だ」。12日午後10時ごろ、詰め掛けた支持者約100人が見守る中、当確の一報が届き、事務所内は歓喜に包まれた。大きな拍手で迎えられた武広さんは「町内全体に公約が行き届いた結果。皆さん一人一人のお力のおかげです」と勝ちどきを上げた。

 選挙前、学校給食費の無料化を巡り町議会が昨年12月に補正予算案、2月末には新年度当初予算案を相次いで否決。告示4日前に臨時議会を開かざるを得なくなるなど逆風も吹いた。武広さんは「選挙戦に集中できず、焦りばかりが募った」とこぼすことも。

 議長ら町議5人と商工会青年部、後援会女性部がもり立て、最終日の11日早朝には約100人の支持者と共につじ立ちして結束をアピールした。

 前町長が相手候補を支援している情報も流れ、批判票を危惧する声もあったが、給食費無料化が争点化されたことで、子育て世代を中心に支持を広げた。

 今泉昌久後援会長は、約2300票差について「当初予算を否決するような議会のあり方を正せという町民の意思の表れでもある」と指摘し、反町長派の議会運営をけん制した。武広さんは「給食費無料化を必ず実現し、中心市街地活性化に取り組む。町の次なるステップに向け、一歩ずつ皆さんと共に進めていきたい」と決意を語った。

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