鹿児島県は19日、三反園訓(みたぞのさとし)知事が設置を公約としてきた九州電力川内原発(鹿児島県薩摩川内市)の安全性などを議論する専門家委員会のメンバー12人を公表し、初会合を28日に開催すると発表した。川内原発の安全性の確認や、県や関係市町が策定した避難計画を検証することが目的。来年3月末までに2回程度会合を開くとともに、現地調査も行う見通し。メンバーは釜江克宏・京大原子炉実験所安全原子力システム研究センター教授(地震工学)や塚田祥文・福島大環境放射能研究所教授(環境放射生態学)ら12人。

 三反園知事はこの日の定例記者会見でメンバー選定に関し「安全性について専門的見地から判断してもらえる方を選んだ」と述べた。委員会では技術や専門知識に基づいた検証や意見交換を狙っており「(川内原発に対する単純な)賛成反対を議論するわけではない」との考えを強調した。

 また、知事は「安全でない原発は動かせない」とも改めて言及。委員会が川内原発の安全性に問題があるとした場合、九電への原発停止要請も含めて検討するとの認識を示した。

 三反園知事は、7月の県知事選への立候補予定を取り下げた反原発派との政策合意を受け、専門家委員会を設置することを公約に掲げていた。【共同】

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