落選が決まり、支持者に頭を下げる鶴田直輝さん=12日午後10時8分、三養基郡上峰町坊所の事務所

 「大好きな上峰町のために役立ちたい」と町政刷新を訴えた鶴田直輝さん(66)は落選の知らせに肩を落とした。事務所に集まった約40人の支持者に「力が及ばず申し訳ない」と深々と頭を下げた。

 1月の出馬表明の翌朝から妻恵子さんと2人で「顔を知ってもらおう」と役場近くでつじ立ち。告示後は町内9カ所で個人演説会を開き、役場OBや反町長派町議らの支援を受けて浸透を図った。個人演説会には前町長も姿を見せていた。

 演説会では公約を一つずつ細かく丁寧に説明して38年間の役場職員としての行政経験の豊富さを前面に出した。退職後、東日本大震災被災地で約2年間復興に汗した経験も踏まえて、災害に強いまちづくりや学校給食費の減免、小中一貫校の新設など、思いを込めて訴えた。

 出遅れと知名度の低さを最後まで挽回できず、現職の壁を崩せなかった。鶴田さんは「町民のために多くの公約を掲げたが、時間が足りず非常に残念だ」と言葉少なに語った。

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