成富兵庫茂安の水功碑にお神酒を捧げ、拝礼した兵庫祭=吉野ヶ里町松隈の蛤岳

 「治水の神様」といわれ、田手川の水源となる「蛤(はまぐり)水道」を築いた鍋島藩家老の成富兵庫茂安の功績をたたえる「兵庫祭」が12日、吉野ケ里町松隈の蛤岳頂上付近に建つ水功碑前であった。行政関係者など75人が参加し、遺徳をしのんだ。

 雨が滴り落ちる中、祭事が執り行われた。多良正裕町長はあいさつで「田手川に注いだ水は町の豊かな農地につながった」と感謝し、「恵みが脈々と後世まで受け継がれる事業は行政のあり方を考えさせられる」と述べた。筑後川並支派川改修工事期成同盟会の陣内孝雄会長や五ケ山ダム建設の関係者も出席した。

 蛤水道は茂安が約400年前に築いた1・2キロの水路。田手川上流の坂本川に導水し、夏場の水不足を補った。

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