答申された議会改革案の説明を受ける住民たち=11日、多久市東多久公民館

 多久市議会(定数16)は11日、議会改革案について住民との意見交換会を始めた。定数を1削減しその分で議員報酬を月1万5千円引き上げる答申内容に、住民からは「人口が減っている中、あと3人ぐらい削減すべきでは」と見直しを求める意見が上がった。山本茂雄議長は「各地区のさまざまな意見を受け止め、最終的には全議員で話し合い、改革案をまとめ上げたい」と述べた。

 11日夜、東多久公民館の会合では議員15人、住民約20人が座を囲んだ。議会改革特別委員会(昨年末解散)委員長だった中島慶子議員が、改革案と1年半にわたる議論を説明した。

 住民は「特別委設置の際は住民の意見を聴くと言っていたのに、(答申後の)今ごろになって会合を開くのはいかがなものか」と批判。元市議は「報酬増額は、市長が諮問する特別職報酬審議会で決めること。特別委が答申に定数削減と一緒に盛り込むのは無理がある」と指弾した。

 市議側は2年前に無投票だった市議選を受けた一つの案と強調し、「若い人が立候補するには、社会保障が薄い現状では魅力がないとの議論の中で報酬増額になった」と弁明した。

 会合後、ある区長は「答申には『民意の吸収機能』や『市政監視強化』など耳障りのいい文言を並べているが、具体的な改革案が1人だけの削減で報酬増額とは。(住民が)本当に納得すると思っているのか」と疑問を投げ掛けた。

 意見交換会は月内に計6カ所で開き、各市民団体にも説明する。

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