警察庁は12日、大型連休中(4月29日~5月7日)に発生した山岳遭難事故で27人が死亡し、2人が行方不明になったと発表した。死者は昨年と比べて6人の増加で、60歳以上が15人と半数を超えた。負傷者は84人で、昨年より21人増えた。

 警察庁によると、事故件数は昨年より4件多い167件。遭難者は190人で、60歳以上は45・8%。警察庁の担当者は「山の状況はその時々で変わる。きちんと情報収集し、必要な装備で登山してほしい」と注意を呼び掛けた。

 死者や行方不明者が出たのは、北海道、宮城、山形、群馬、埼玉、東京、神奈川、新潟、富山、山梨、長野、兵庫、奈良の13都道県。5月4日に奥穂高岳で滑落や雪崩に巻き込まれる事故などが相次いだ長野が5人で最も多く、新潟と富山の4人と続いた。各警察による救助や捜索活動では、山岳警備隊員を中心に延べ1241人を投入し、ヘリコプターは73回出動した。【共同】

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