濁流にのまれた家屋はひしゃげ、あちこちで大量の流木が道をふさいでいた。鉄橋は流され、寸断された線路も見える。記録的豪雨に襲われた6日午前の福岡県朝倉市と大分県日田市。大きな被害の状況は、上空からもはっきりと確認できた。

 共同通信社ヘリコプターから、低い雲の切れ目を通し朝倉市杷木地区が視界に入ってきた。川からあふれた濁り水で満たされた田んぼ。どこが道で、どこが川だったのかさえ分からない。通行可能な道路では、せわしなく車が往来していた。

 山肌は、土砂崩れで無数に切り裂かれていた。多量の土砂と流木は山あいの住宅を破壊し、支流を伝い筑後川の本流に流れ込んでいた。

 大分自動車道の杷木インターチェンジの料金所付近は、冠水後に残った土砂でふさがれ、作業員が重機で復旧作業を進めていた。

 日田市は、川の増水でJR久大線の鉄橋が流失し、ぐにゃりと曲がった線路が茶色く濁り増水した川に垂れ落ちていた。

 ヘリは飛行中、分厚い雲に覆われ、機体を強い雨がたたいた。

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