佐賀県有明海漁協は20日、今月23日に予定していたノリ養殖の冷凍網張り込みの解禁日を延期することを決めた。海水温が高く推移した影響などで植物性プランクトンが増殖し、栄養塩が大幅に不足する状況が続いているため。年内の解禁を目指しているが、今後の海況次第では年明けにずれ込む可能性もある。

 運営委員長・支所長会議で協議した。秋芽のノリ網は19日までに撤去されており、現在は海上で養殖は行われていない。ただ、このまま張り込んだ場合はノリの生育不良で色落ち被害などが心配されるため延期を決めた。

 県有明水産振興センターによると、植物性プランクトン「ギムノディニウム」が増殖している。ノリの生育に必要な栄養塩を奪うため、佐賀・福岡両県の有明海湾奥部で栄養塩濃度の低下が見られる。「色落ち発生の目安よりもかなり低い状態にある。ただ、今後降雨が予想されており、河川から栄養塩が補給されて上向く可能性もある」と話す。

 漁協は24日に再度協議し、県の調査結果を踏まえて解禁日を判断する。

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