金塊約206キロが小型船で唐津市鎮西町の名護屋漁港に密輸された事件で、唐津海上保安部や佐賀県警などは6日、関税法違反(無許可輸入)の疑いで、東京都墨田区、会社役員木下先義容疑者(51)を新たに逮捕した。事件を巡る逮捕者は計10人になった。

 第7管区海上保安本部は木下容疑者の役割や認否を明らかにしていないが、「密輸の中心的な役割を担っていた」という。

 佐賀新聞社の取材によると、木下容疑者は以前、東京都江東区にある日本語学校の理事長を務めていた。

 逮捕容疑は、船長斎藤靖昭被告(49)ら日本人と中国人の計9人=いずれも関税法違反罪などで起訴済み=や氏名不詳の仲間と共謀し、5月31日午後3時ごろ、小型船を名護屋漁港に接岸させ、税関長の許可を受けずに金塊を陸揚げした疑い。7管本部によると、木下容疑者は同日、現場にいなかったという。

 捜査関係者によると、木下容疑者らとは別に、事件に関与した疑いのある中国人の男1人が事件直後、中国に逃げており、当局が行方を追っている。

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