佐賀空港への自衛隊新型輸送機オスプレイ配備計画を巡り、福岡県柳川市は6日、計画に対する論点整理素案を同市議会に提示した。国防については「基本的に協力する立場」とした上で、論点として11項目を挙げた。オスプレイの安全性や観光都市発展への影響など3項目を挙げ「懸念の払拭(ふっしょく)ができていない」として、防衛省に引き続き確認、説明を求める。

 素案では、佐賀県が公表した論点整理素案と同様に、防衛省からの説明、回答を基に11項目で懸念の有無を判断している。懸念が残る点として、騒音の生活環境への影響も挙げた。

 機体の安全性に関しては、悪天候時の計器飛行で「緊急着陸の実態があるオスプレイが悪天候時に柳川市上空を飛行することに市民の不安が十分に払拭されたとは言えない」と指摘している。観光都市としての影響では「計器飛行の場合は最大で84デシベルの騒音が見込まれるため、景観、発展への影響に懸念が残る」とした。

 柳川市は8月7日まで市民の意見を募集した上で論点整理をまとめ、8月中に佐賀県に提出する方針。成松宏副市長は、9月にも配備計画の方向性が明らかになる可能性があるとの見立てを示し、「佐賀県から空港運用変更に関する事前協議があった場合、市として賛否を判断することになる。判断の準備を整えたい」と述べた。

=オスプレイ配備の先に=

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