「第20回 竹ものがたり」の公演に向け、音を合わせる吉野ケ里バンブーオーケストラ=吉野ヶ里町のふれあい館

 竹を使った創作楽器で素朴な音色を奏でる「吉野ケ里バンブーオーケストラ」が結成から20周年を迎える。これまで演奏を通して、竹林の保全や竹という地元資源の発信を続けてきた合奏団で15日、佐賀市文化会館で記念コンサートを開く。地域に根差した活動で着実にファン層を広げ、記念コンサートのチケットは既に完売した。

 バンブーオーケストラは7歳から70歳代まで幅広い世代の約20人で構成する。竹を加工し、手作りしたマリンバやマウイなどの打楽器や横笛を使って演奏する。竹の長さや太さ、バチでたたく場所による音の高低や響きの変化を生かした優しいアンサンブルが魅力だ。

 普段は病院や福祉施設で演奏したり、子どもに向けた体験会を開いたりしている。メンバーが減って活動が難しかった時期もあったが、町内のふれあい館で週2回の練習会と毎年の定期公演「竹ものがたり」を開催してきた。

 今回は20回目の節目にちなみ、会場を佐賀市文化会館に決めた。記念コンサートに合わせ、古くなった楽器を新調しようと昨年末頃から楽器製作にも取り組んだ。副会長の中島俊子さん(71)は「吉野ケ里とつながりの深い竹の合奏をたくさんの人に聞いてもらいたい」と話し、メンバーの福光怜菜さん(14)は「心地いい竹の音色を楽しんでもらえれば」と話している。

 公演は「海の声」「剣の舞」「ふるさと」など全20種類以上の演目を予定しており、佐賀市出身の尺八奏者・柴田旺山氏らも出演する。

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