「職員数を増やしながら、できるだけ労務環境の改善にも努めていきたい」と語る武広勇平氏=上峰町役場

 三養基郡上峰町長選で3選を決めた現職の武広勇平氏(37)=堤=は13日、佐賀新聞社などのインタビューに応じた。公約に掲げた給食費無料化は「議会の状況を見極めながらなるべく早く提案したい」と実現に意欲を見せ、無料化に反対の立場を取った議員とも対話を重ね、長年の対立解消に積極的に取り組む姿勢を示した。

 -約2300票差の圧勝だが、勝因は。

 8年間の実績だという声もあるが、基本的には今回掲げた政策について信任を頂いた。この政策を強く進めていくことが、有権者の付託に応えることと思う。

 -前回(2009年)から投票率が下がった。

 前回は公選法違反で現職が失職した後の選挙で、通常とは異なった。今回は62~63%を想定していたので、想像以上に投票率は高かったと感じている。前回の参院選や、町議選を上回ったのも意外だった。一定の関心はあったと思う。

 -ふるさと納税は一過性の財源だと思うが、どう活用していくか。

 分配するのではなく、人、観光客、産業、雇用を生み出すものに充てるべきと考える。ふるさと納税は恒常的な予算にはなるべく使わないようにしながら、KPI(重要業績評価指標)を意識した使い方をしていく必要があると思う。

 -選挙前に議会で反対された給食費無料化を公約に掲げた。

 6月議会の肉付け予算を含め、議会の状況をしっかりと見極めながら、なるべく混乱を来さない形で提案していきたい。新年度からの予算は一度提案して、否決された。選挙に再選したからすぐ出していいものか、「1年間は駄目だ」と理解している議員もいるかもしれない。反対理由は複数あった。今後見極めたい。

 -中心市街地再開発のスケジュールは。

 5カ年計画の地方版総合戦略に既に書き込んでいて、あと4年、すなわち3期目に仕上げる。具体的な進行方法は議会に説明後、町民に伝えていきたい。

 -副町長が空席になっている。

 副町長人事は急ぎたい。町政運営を前に進めるためには必要だ。選挙戦でインフラ関係が立ち後れていると町民から言われた。道路や側溝に目配りできる人、見識のある人が条件の一つかと思う。

 -議会との関係はどう変えていくのか。

 町民にとって良いと思うことをしっかりと議会に説明し、住民サービスの拡充につなげていく。委員会や本会議など住民に見えるオープンの場で議論することに努めていきたい。ただ、どう考えても私が若輩なので、先輩である議員たちに頼る必要性も感じている。若いからこそ、先輩の意見に耳を傾けられると思う。しっかりチャレンジしたい。

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