焼き物を体感できる期間限定カフェイベント「肥前やきもの圏ミュージアム」が東京・渋谷にオープンした=渋谷ロフト2階

 日本遺産「肥前窯業圏」の陶磁器を使って佐賀、長崎県産の食材を楽しめる期間限定のカフェイベントが10日、東京の渋谷ロフトにオープンした。有田焼や唐津焼の器を鑑賞し、好きな皿やカップを選び、使う一連のプロセスを通し、地域が誇る文化と食を体感してもらう。2月5日まで。

 昨年4月、伊万里や武雄、波佐見など佐賀、長崎両県の8市町の窯跡や建造物が「日本磁器のふるさと」として文化庁の日本遺産に認定された。関係自治体でつくる活性化推進協議会が首都圏への情報発信の取り組みとして企画した。

 イベント名は「肥前やきもの圏ミュージアム」。地元から200点以上の器をそろえた。期間中は渋谷ロフトのカフェスペースでランチとディナーの特別メニューを提供する。佐賀県産の「ふもと赤鶏(あかどり)」やさがびよりを使った料理を、好きなカップや皿を選んで味わうことができる。

 スペース中央には直径約1.2メートルの器の絵柄が投影され、各産地のプロモーションビデオも流れている。テーブルに敷かれたランチョンマットも陶磁器の解説がついたオリジナル。空間全体で焼き物を体感できる仕掛けになっている。

 佐賀県文化課の永田辰浩係長は「文化への感度が高い東京で、産地別ではない『肥前窯業圏』という一つのブランドを発信しようという試み。実際に地域に足を運んでもらえる機会にできれば」と抱負を語った。

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