水が不足する地域に住む子どもたちの写真を示す日本ユニセフ協会の海老原隆一さん=佐賀市の県国際交流プラザ

 昨年4月に西アフリカのトーゴ共和国を訪れた日本ユニセフ協会の海老原隆一さん(52)が現地の状況を伝える講演会が11日、佐賀市の県国際交流プラザであった。海老原さんの「生きていくのさえ難しく、将来の夢を聞かれ言葉を失う子どもたちに胸が痛んだ」と話す言葉に、約20人の聴衆が静かに耳を傾けた。

 トーゴ共和国は、2015年の世界幸福度ランキングで最下位。都市部には親も家もなく路上で暮らすストリートチルドレンがあふれ、農村部は不衛生な水でコレラやチフスがはびこっている。海老原さんは現地の子どもたちの表情を映像や写真を交えて一人一人紹介し、「子どもたちに教育を受けさせ、村に井戸を作るために協力を」と呼び掛けた。

 講演を聞いた佐賀大学文化教育学部4年の蒲原昇平さん(22)は「アジアとアフリカの違いが分かった。アジアは医療や教育の支援が不足しているが、アフリカは寝る場所や飲み水など、より生きるための支援を必要としている」と話していた。

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