色とりどりのバラを楽しむ来場者=佐賀市の佐賀玉屋

 1957年創設で60年の節目を迎えた「佐賀バラ会」による春の佐賀バラ展が12日、佐賀市の佐賀玉屋で始まった。会員62人のうち25人が愛情込めて育てた300輪以上のバラが並び、甘く上品な香りが会場を包み込んでいる。14日まで。

 毎年、春と秋の2回開き、通算120回目の開催となる今回は、会員たちによる鉢植えのバラや花器にいけたフラワーアレンジメントが飾られ、例年以上に華やいでいる。

 明るい選挙のシンボルである「白バラ」のコンテストもあり、審査員の佐賀県農業試験研究センターの月足公男さんらが選んだ18点の優秀作品を展示している。ほかにもバラの生育相談や苗の販売も行っている。

 創立60年で“還暦”を迎えた同会は一時、会員数が現在の半分近くまで減った。現在はまた増えつつあるが、会員の高齢化が今後の課題だという。バラを家族のように思い育ててきた、同会事務局の大串安弘さん(68)は「先輩たちがつないできた60年という歴史を受け継ぎ、後世にバトンタッチしていかなければ」と言葉に力を込めた。

 同会で講師を務める中野貞禎さん(91)は「佐賀をバラいっぱいの街にするのが夢。多くの人に楽しんでもらいたい」と来場を呼び掛けた。

このエントリーをはてなブックマークに追加