防災科学技術研究所は7日までに、九州北部の記録的豪雨は、同じ場所に積乱雲が次々に発生する「バックビルディング」と呼ばれる現象によって、大雨をもたらす「線状降水帯」が長時間維持されて起きたとする分析結果を発表した。

 5日午後3時ごろの福岡県朝倉市上空には、激しい上昇気流によって高さ15キロを超える巨大な積乱雲ができていた。防災科研の担当者は「積乱雲がこれほどの高さまで発達することはほとんどない」と話している。

 防災科研は国土交通省のレーダー観測データを使い、当時の雲の様子を立体的に再現。すると氷点下15度近い上空8キロまで雨粒が凍らずに吹き上げられていた。2方向から流れ込んだ風が福岡県付近でぶつかって強い上昇気流が起きたらしい。できた積乱雲が東に移動しても、同じ場所に別の積乱雲が発生して大雨が続いていた。【共同】

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