唐津くんちに沸く1600人の人たちと曳山を描いた「唐津神祭行列図」=唐津市近代図書館美術ホール

 唐津くんちのユネスコ無形文化遺産登録を記念し、祭りの様子を描いた「唐津神祭(じんさい)行列図」が唐津市新興町の市近代図書館美術ホールで公開されている。実物が公開されるのは約25年ぶりで、25日まで目にすることができる。

 行列図は1876年以降、唐津藩の絵師だった富野淇園(とみのきえん)がふすま絵として描いたとされている。1幅縦217センチ、横99センチで、7幅で一つの作品。1970年に開館した曳山(ひきやま)展示場に展示していたが、色あせてきたため、現在はレプリカになっている。実物は劣化を防ぐため市が保管していた。昨年12月、唐津くんちの曳山(ひきやま)行事がユネスコ無形文化遺産に登録されたのを受け、特別に公開した。

 図には焼失した黒獅子など曳山(やま)はもちろん、曳(ひ)き子や侍、町人など約1600人が描かれている。

 美術ホールでは、けんかをする人や相撲力士らを紹介したり、絵と現在の曳山を比較したりするコーナーを設けている。市生涯学習文化財課の担当者は「レプリカとは色の鮮やかさが違う。行列図を見ながら当時の風俗や文化を楽しんで」と話している。

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