■親への感謝の気持ち披露

 久留米市の多胎サークル「ツインズクラブ」(村井麻木代表)主催の「多胎児育児フォーラム」が12日、同市のくるめりあ六ツ門で開かれた。

 私は、男女の双子と娘の子育ての経験をもとに「親になること~少しずつ、ゆっくり、あなたらしく~」と題して話した。男女の双子の思春期の話は興味深かったようで、参加者約50人はその後、年齢別のグループに分かれて子育ての話を共有し合った。とても有意義な時間となった。

 司会は、村井代表の双子の娘さんで高校2年の利帆さんが堂々と務めた。そんな彼女が「初めて双子の子育ての話を聞きました。親は大変な思いをしながら私を育ててくれたことを知り、感謝の思いでいっぱいです」と涙で声を詰まらせながら語った。参加者はその言葉に感動し、また涙があふれた。

 私の子どもたちも思春期の頃、双子というだけで比べられたり、珍しがられたりして、複雑な思いの時期があった。それは下の娘も同じで、双子の妹ということで複雑だったそうだ。

 でも、大変な思いをしながら親が育てたことを知れば、複雑な思いを超え、感謝の気持ちで受け入れていけるのかもしれない。そういう機会を持つことの大切さに気づかせてもらった。

(中村由美子・佐賀女子短大非常勤講師)

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