2015年度 県内企業の純利益上位10社

 信用調査会社の東京商工リサーチがまとめた2015年度九州・沖縄企業の純利益ランキング(単体)によると、佐賀県内は久光製薬(鳥栖市)が4年連続でトップだった。純利益は169億2800万円で、九州・沖縄全体で7位、業種別(製造業)では3位に入った。

 県内の2位は、積極的に出店を進めたダイレックス(佐賀市)で45億4900万円。佐賀銀行(同)が32億1800万円で続き、上位3社の顔ぶれは前年度と同じだった。

 久光製薬の純利益は前年度比8.1%の減。後発薬の使用促進策など医療費抑制の影響で減収減益となり、九州・沖縄全体では順位を三つ落とした。

 一方、新たに県内トップ10入りを果たしたのは、佐賀共栄銀行(佐賀市)と伊藤ハムウエスト(三養基郡基山町)。前年度5位の松尾建設(佐賀市)、同10位の西日本発電機(唐津市)がいずれも順位を落とした。

 ランキングは、東京商工リサーチが保有する企業データの中から、15年4月~16年3月の決算期で3億円以上の純利益があった企業を集計。県内は前年度よりも1社少ない23社がランク入りした。

 九州・沖縄全体の対象企業は前年度より76社多い593社。東京商工リサーチは「製造業を中心に、円安による大手企業の好業績が中小にも波及しつつある」と分析する一方、今後については「人手不足が深刻さを増し、人件費や外注費の上昇が収益に悪影響を与える恐れがある」としている。

このエントリーをはてなブックマークに追加