写真や地図もふんだんに使い、町の歴史から行事や祭り、石碑までをまとめた東川登町の「我が町 ふるさとめぐり」

 武雄市東川登町の行事やまつり、神社や石碑の由来などを紹介する冊子「我が町 ふるさとめぐり」が出来上がった。編集委員が2年がかりで原稿をそろえ、写真や地図もふんだんに使った。町の暮らしの歴史を伝えている。

 公民館長16人が編集委員を務めた。なくなった行事や風習、所在が分からない石碑もあったが、長老に話を聞いたり、区役員らにも協力してもらったりして町の歴史をひもといた。

 冊子はA4判185ページ。奈良・平安時代からの歴史を紹介し、明治22(1889)年に袴野村と永野村が合併して東川登村が誕生したことを記載した。町内の長崎街道を今と昔の写真と地図で紹介したほか、氏神様や甕屋窯跡などの焼き物の歴史、国重要文化財の宇土手の荒踊りなどの郷土芸能も掲載している。

 石碑と行事は、地区ごとに紹介している。石碑の写真には「朝早く人に見られないように祈願する夜泣きの神様」「いたずらをした子が熱を出し、お茶を供えたら熱が引いた」などと書き添えられ、歴史や昔の暮らしを思い起こさせる。文化財や銘木、小中学校の沿革、方言も紹介している。

 町には『ふるさとの石碑をたずねて』(1984年刊)と『ふるさとの歳事記』(1996年刊)があったが、「町の歴史を知り、今の姿を伝えよう」と冊子作りが持ち上がった。編集に携わった公民館の地域支援員田中純夫さんは「町のことを調べ直して示すことで再発見につながれば」と話す。

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