流通大手のイオンが11日発表した2016年3~11月期連結決算は、純損益が172億円の赤字となった。赤字は2年連続。衣料など幅広い商品をそろえる主力の総合スーパー事業の採算低迷が響いた。

 売上高は前年同期比1.1%増の6兆998億円。食品スーパーやドラッグストアなど事業は総じて堅調だった。

 総合スーパー事業は、本業のもうけを示す営業損益が350億円の赤字と、赤字額が前年同期より91億円拡大した。もともとダイエーだった店舗が足を引っ張った。改装などの費用もかさんだ。

 業績のてこ入れ策として、働く女性の増加を背景に毎日午後6時から生鮮品や総菜の販売を強化する「夜市」などに乗り出した。改革を担う岡崎双一執行役は11日の記者会見で「歩みは遅いが、収益力は確実に回復している」と述べた。【共同】

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