俳句で大賞の山下穂華さん(西唐津小1年)と吉原太一さん(浜玉中2年)

川柳で大賞の前田虎太郎君(長松小1年)と江口真佑美さん(唐津東中2年)

■全児童生徒の6割応募

 唐津キャッスルライオンズクラブ(瀬戸ユリ子会長、会員30人)が唐津・玄海地区の小中学生を対象に募集している「からつ児童生徒俳句・川柳大会」が10回目を迎えた。応募数は当初約4千句だったが、回を重ねて1万8千句に。子どもたちのみずみずしい感性と見守る大人の温かいまなざしが共感の輪を広げる。

 「おとしだまいつかわたしがあげるばん」(西唐津小1年・山下穂華さん)、「アルバムを見るとうまれてよかったなあ」(長松小1年・前田虎太郎君)。今回、小学校の部で大賞に選ばれた俳句と川柳だ。

 選者は「お年玉はもらう側に立った句が多い中で、『あげる』立場で『いつか』と将来を見据えていて秀逸」(田邊虹志さん)、「親に感謝しながらアルバムを見ている虎太郎君の姿と心が見えてくる」(小松多聞さん)と評した。

 俳句・川柳大会はクラブ結成翌々年の2007年度から始めた。荒れる学校や学力格差が指摘される中、「豊かな感性を育てる手伝いを」との思いからだった。

 毎年、地区内500以上の学級担任あてに依頼文書を送る。地道な取り組みが実を結び、今回は地区内の全児童生徒の6割近い6609人が応募し、点数は1万7680句に上った。

 学校賞を受賞した大志小は3年生から授業で俳句や短歌に親しみ、5年生で「17音で生活を表現しよう」と作句に取り組む。原口毅校長は「日々の生活を見つめ、楽しく情操を育む機会になっている」と話す。

 11日の表彰式では瀬戸会長が大賞、特選22句を条幅に書き上げて展示。初回から担当する川本治さん(73)は「作品集作りなど大変だけど、私自身、ハッと気付かされる作品も多く、続けていきたい」と語る。

 特選以上と学校賞は後日、「みんなの表彰」に掲載する。

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