北川副地区の市道に自動車の速度を抑制するハンプ(段差)を設置する地域住民(1月、提供)

 佐賀市は、北川副地区で1~2月に実施した自動車の速度を抑制する段差(ハンプ)設置など交通事故対策の社会実験結果を公表した。車の平均速度が南北に走る市道で時速6・3~1キロ低下した一方、東西は1・2~2・9キロ上昇した。自転車道を塗装して区別した市道では自転車が規則通り左側通行する割合も20ポイント上がり80%だった。

 市は4月以降、有効だったハンプや塗装を本格施工する。地区内で速度規制がない生活道路(幅5・5メートル未満)には、時速30キロ以下の走行を義務付ける「ゾーン30」も導入する。他地区への展開も検討している。

 社会実験の場所は学校の通学路で、抜け道として利用する自動車も多く事故が多発していることで選んだ。1月15日から約1カ月間、ハンプや、自転車の走行場所を示す塗装を地区内の市道計6カ所に施していた。ハンプは南北に走る市道2カ所と東西の市道1カ所に置いた。

 2月8日に14台のカメラで通勤通学の朝夕のピーク時に撮影し、実験前と比較して分析した。市道によって成果に差が生じた要因は分かっていない。

 結果は12日、北川副公民館で地元住民約10人に説明した。住民からは「団地入り口にカーブミラーを置いてほしい」「自転車レーンを追加してほしい」などの要望が出た。市道路整備課の担当者は「住民が安心して通れる道を、地域と一緒につくっていきたい」と話した。

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