報道陣に公開された佐賀南警察署内。ロビーには4カ国語で表記された案内板が設置されている=佐賀市本庄町

 佐賀市の佐賀署と諸富署の再編に伴って整備された佐賀南署(本庄町)が4月1日、開庁する。県警の警察署新設は1954年の改正警察法施行で現在の体制になって以来、63年ぶり。障害者らに配慮した設備や外国語表記などユニバーサルデザインを採用し、被害者が安心して話せる専用の相談室も設けている。14日、報道機関向けに庁舎内部が公開された。

 庁舎は鉄筋コンクリート3階建てで、延べ床面積約6千平方メートル。総工費は約19億円。ロビーは壁や天井に県産木材を使用し、吹き抜けにして待合場所が明るくなっている。入り口に総合案内板を設けて窓口を分かりやすくした。

 被害者相談室は来庁者に見られないよう専用出入り口を配置し、ソファなども設けて落ち着ける雰囲気にした。身障者用駐車場や授乳室、多目的トイレも整備している。災害を想定して非常用発電機や貯水槽を完備したほか、屋上に太陽光パネルも設置した。

 南署開庁に合わせ、現在の佐賀署は佐賀北署に改称し、諸富署は31日で閉庁して諸富交番へ移行する。同交番は有明海の警備艇の担当係を引き継いでパトカーも配備する一方、道路使用許可や車庫証明などの許認可事務は取り扱わず、南署で受け付ける。

 管轄はJR長崎線を目安に分割し、境界付近は自治会単位で南北に分ける。南署は署員数が県内最多の206人となり、北署は唐津署に次ぐ3番目の165人となる。

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