JR九州は20日、姪浜(福岡市)-伊万里(伊万里市)を結ぶ筑肥線の九大学研都市駅(福岡市)に2017年秋をめどに、営業エリア内の在来線で初となるホームドアを試験的に設置すると発表した。ホームからの転落事故が相次ぐ中、上場後も安全対策を進めている姿勢をアピールする狙いもある。

 1年の試験期間を経て転落防止の効果が有効だと判断すれば、筑肥線の他の駅にも導入する方針。青柳俊彦社長は、この日開いた記者会見で、利用客のさらなる安全向上につなげることが導入の目的だと説明した上で「(在来線での導入拡大に向けた)展開の可能性を検討したい」と述べた。

 JR九州によると、設置するのは扉の役割を果たす板の代わりに数本のパイプを柵のように並べた軽量型ホームドア。ホームの補強工事など工期の短縮や大幅なコスト削減につながるため採用したという。

 JR九州では、JR西日本が管轄する博多駅を除いた九州新幹線の全11駅で従来型のホームドアを設置している。【共同】

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